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映像とお話の会 語り継ぐ 3回シリーズのイベントです [家]

映像とお話の会 語り継ぐ
このたび、自然との深い共生の暮らし、庶民の暮らしをありのままに映像に残す活動
をしているのが、「民映研」です。この貴重な映像をお借りできました。
  3回連続講座です。毎回2つの映像を上映し、民映研の櫻井一二氏のお話し、さらに
建築家の視点から伊東裕一氏のお話しを交え、交流します。ご希望の方には懇親会にも
参加いただける会です。
  本当に貴重な映像です。日本列島に長い時間の中で培われた文化に触れてみましょう。
  みなさまのお越しをお待ちしています。
会場は東籬庵(大津市北比良)です。
いずれの会も16:30より懇親会(事前に申し込みをお願いします)を行います。
            食事・飲み物あります。
参加費 各回 1,000円
懇親会参加費 2,000円
申し込みは主催者まで電話またはFaxでお願いします。
主催者  梓工務店 
連絡先  崎間美紀 Tel 077-598-8005 Fax 077-598-8018
共催者  心地よいいい家を考える会
連絡先  林 知子 Tel 077-575-1118 Fax  077-575-1118
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もとこちゃんのビデオ冒頭です [家]

我が家を設計・施工した梓工務店作成の動画です。
冒頭だけアップします。
全体は16分ほどありますので、YouTubeでご覧下さい。
アドレスは、
https://www.youtube.com/watch?v=5HREzzc_lAE
です。

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伝統構法の動画です [家]

梓工務店のHP上で、伝統構法の動画が紹介されています。
設計施工は梓工務店。我が家の映像をもとに梓工務店の社長が説明をしています。
「伝統構法の軸組の家は、弱い!」と。
しかし木組み全体で、強い揺れを逃がす仕組みです。
揺れが非常に強い場合には、あちこちの軸組をつぶし、ゆがみながら揺れのエネルギーを
分散して受け止める家なんです。
新築して6年経ちました。
大きな揺れには幸い出会っていませんが、住んでいる実感としては、
安定感抜群の家です。大風が吹いてもビクともしません。
2013年の台風でも少しも揺れを感じませんでした
動画の冒頭の30秒ほどを紹介します。


元になっている動画は全体は2分ほどです。
http://www.youtube.com/watch?v=Y3cKRNLxX2w
ご覧頂ければ幸いです。
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信仰が息づく町、坂本 [家]

坂本の日吉大社に行きました。
日吉大社の山門には、お猿さんが4匹います。
木彫りですが‥。境内には本物の猿が檻の中にいます。野生の猿もここは安心な場所です。
日吉の神の使いが猿だからです。神猿を「マサル」と読ませ、「魔去る」とされています。
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日吉大社の中に大きな石がいくつもあります。
それぞれに神が宿るとされ信仰の対象になっています。
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坂本の町にも鍾馗(しょうき)さんがいました。鬼を退散させる力を持った人ですね。
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坂本の鬼瓦はでかい顔をしています。
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今回、滋賀院門跡(もんせき)にも行きました。格の高いお寺です。塀の5本線がその格を現しています。
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坂本の町の虫籠窓 [家]

虫籠窓(むしこまど)を撮り歩きました。
「漆喰の白は美しい」いつも思います。
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虫籠窓と煙り出し越屋根のセットです。

木造の伝統的建物が生活の中で、ありふれた風景として存在しています。
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これは珍しい。丸形。
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坂本は落ち着いた本当にいい町です。
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タグ:虫籠窓
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石積みの里 坂本 [家]

比叡山の麓の里、坂本。
この町の風景で際だつものが「石積み」です。
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大津市坂本付近に今も残る地名に「穴太(あのう)」があります。
石積みの技術に優れ、自然石を一切の加工をせずに堅固に積み上げました。
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「穴太衆積み」と呼ばれ、現在残っている全国の城の約8割は穴太衆が
手掛けたものだそうです。
コンクリートやモルタルのない美しさがあります。
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穴太積みの伝統を守って「現代の名工」になったお家です。
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さらに詳しくはここをご覧下さい。

タグ:石積み
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琵琶湖の北の隠れ里、菅浦 [家]

白洲正子『かくれ里』より引用
=菅浦(すがうら)は、その大浦と塩津の中間にある港で、岬の突端を葛籠尾(つづらお)崎という絵図で見るとおり、竹生島は目と鼻の間で、街道からは遠くはずれる為、湖北の中でもまったく人の行かない秘境である。=
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菅浦(すがうら)は、1971年までは、自動車が通じる道も無かった集落で、平安・鎌倉期の文献に記録が残る程歴史ある集落です。半農半漁の村ですが、天皇・貴族に食料を献じてきた誇りや「惣」の掟をつくり自治のために隣村と戦ってきた歴史をもっています。
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また須賀神社の石段の上のところは神域として現在でも土足が禁じられています。小さな村にも大きな誇りがあります。石組みも綺麗に積まれています。
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湖ではオオバンがゆったり泳いでいました。
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伝統構法実物大実験の記者会見 [家]

実験後の記者会見の模様が公表されました。
http://www.green-arch.or.jp/dentoh/experiment_edefense_2010_8.html
結果がただちにオープンになることはすばらしいです。
トップバッターの質問者が朝日新聞の野呂解説委員でした。
このブログでも2009年11月29日(日)の朝日新聞の署名入り記事を紹介させてもらいました。
http://kido-azusa.blog.so-net.ne.jp/2009-11-29
以下質問の要点です。伝統構法の家に住んでいて実験とのギャップに疑問を持っていましたが、質問の内容に大変共感しました。以下質問と回答の要旨です。

『朝日新聞の野呂です。(実験の建物は)バランスの悪い建物、というのが第一印象です。総二階で160平米というのは、なかなか現実的でない。柱も非常に細いと思うんですけど、あえて、バランス悪く作った、ということでよいんですか?』

回答の要旨
『偏心とかバランスの悪さというのが、そういったところが計算と実験でちゃんと検証できるかというのが大きな狙いなんですね。そういうことができたら、設計法で、バランスのいい建物をつくるためににはどうしたらいいのか、という方向にもっていきたい。伝統構法のイメージの建物に関しては、もう2年先にやらしていただきたい。今構築しようという設計法ができたあかつきには、その設計法を用いて、いわゆる伝統構法らしい住宅を設計して、それをこの震動台で実験させていただければと思っています』

質問続き『70センチ角と伝統構法としては柱が細いんですが、これは、どういう想定ですか』

回答要旨『それは、次のJMA神戸でもう少し大きく滑らそうと思って。滑らないような設計もあるかとは思うんですが、今回はできるだけ大きく滑る状況も見たい』

質問続き『最後に、委員会に大工棟梁など実務者を数多く入れてほしいと思います』

回答要旨『本来は私どものような研究者よりも実務者たちがつくるのが本来のすじみちかと思う。さらにもっと実務者の方々に入ってきていただいて、自ら設計していただいて、指摘していただいて、と思います』
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このやりとりをみて、研究者の実験だなぁと思いました。わざと家を偏らせて設計し、柱も細くする。わざと滑らせる実験だったんです。しかしこの実験で土台を留めたものとフリーのものを比較しています。このモデルが伝統構法の家として一人歩きしないことを願うばかりです。最初から偏らない設計・柱も太く・総2階でない家でやって欲しかったと今でも思っています。
タグ:伝統構法
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木造の実物震動台実験の一般公開 [家]

木造の石場建て、2階建てのモデル(実際に建てられている石場建ての建物仕様ではありません)の震動台実験が一般公開の形で行われました。300名の希望者の木造建築への思いのこもった実験だったことでしょう。
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1月20日が公開日。『安全限界検証、入力波:BCJ-L2』を中心とした揺れでした。
http://green-arch.or.jp/dentoh/experiment_edefense_2010_71.html
土壁が揺れを受けて崩れているところが何箇所もありました。
データを取ったら、崩れた壁をパネルに張り替えて明日の実験にそなえます。
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そして今日21日は非公開で、『崩壊限界検証、入力波:JMA神戸 3方向加振』を中心とした実験が行われました。神戸地震並みの揺れを受けて、建物はどうなったでしょう。
http://green-arch.or.jp/dentoh/experiment_edefense_2010_72.html
補修はされているとはいえ、連日の揺れによく耐えたものだと思います。いわばくにゃくにゃと揺れていて、柔らかく地震力を受け流していることがよく分かります。足下も大きな揺れに対して、少し動いています。石場建ての特徴が出ている実験でした。
現地に行かなくても、速報の形で素早くアップされています。たいしたものです。
タグ:伝統構法
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木造の震動台実験、着々と進行中 [家]

試験体1と2の実験 石場建て、平屋建て仕様です。
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http://green-arch.or.jp/dentoh/experiment_edefense_2010_5.html
どれぐらい土台と柱がずれるのかを中心に実験しているようです。
しかし、柱が柔らかい杉、さらに木組みですから穴を開けたりします。しかも太さは15cmか12cm。要素実験とはいえ、構造的なことから考えても実験以前に疑問が出てくる仕様のような気がします。実験は3年計画ですから、あと2年後には実際に建てている石場建ての住宅仕様を揺らす可能性があるようです。その実験には大いに興味があります。

次のところに実験の目的が書かれています。
http://green-arch.or.jp/dentoh/experiment_edefense_2010.html

試験体3の実験 柱脚固定、2階建て仕様です。
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http://green-arch.or.jp/dentoh/experiment_edefense_2010_6.html
柱脚固定は、ある程度の揺れでは安心感がありますが、大きな揺れになってこらえきれなくなったときが怖いところです。
そして石場建て、2階建ての実験が予定されています。

実験への姿勢は、科学的で石場建てへの偏見もなくすばらしいです。データもよく公開されています。
が、材料のところで大きな違和感を感じてしまいます。
細く柔らかい材ならば、金具でとめた家の方がいいのではないでしょうか。材料と建て方のミスマッチを感じてなりません。石場建ての場合の揺れを測るのに、弱い材料を選択する必要がどこにあるのでしょう。
せめていいデータが蓄積されることを願っています。
タグ:伝統構法
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